2014/12/31(水)
今年1年でかかった医療費と体重の変化を調べてみた。
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★ライス もうできることはないと言われ、何もせずにしてきた腫瘍が、1月から7月までの半年の進行スピードが増したような気がし、7月には9cmを超え、ネオが最後にするはずだった分子標的薬@パラディア錠をダメもとではじめたけど、下痢の副作用がひどくて途中で断念。 まさか効果があるなんて思っていなかったし、もうできることはないと言われていたのに、毎回全身麻酔をかけてのCT検査は、ライスにとって負担になるから、キライな岐大での定期検診はやめて、それほどイヤではないかかりつけ医で、負担にならないエコーと血液検査にするつもりだったのが、9月にかかりつけ医で行った腎機能の検診で肝酵素の数値がいままでにないくらいさがっていたから、急遽10月に岐大でCTを撮ったことろ、7月には9cmを超えていた腫瘍が6cm弱まで小さくなっていたので、再びパラディアでの治療を再開。 ただし、下痢になるので、量・回数共に減らしたら、腫瘍は小さくならなかったので、その後は2日に1回を守って投薬しましたが、下痢がひどくなり、再び断念。 白血球も下がってしまいました。 口の周りの毛が抜けました。 従来の抗がん剤より副作用は少ないとのことだったけど、とにかく下痢がひどくて、続けようとは思いませんでした。 比較的きっちり服用した1回目は小さくなったけど、用量を減らしたり、回数も減らしたりした2回目は小さくなりませんでした。 効果がない飲み方だったのか、薬剤耐性ができてしまったかは、わかりませんが、ひとつだけわかったことは、パラディアの効果があったので、病院から生検をしたいとの申し出があり検査したところ、最初と同じ高分化型の肝細胞癌だったということ。 この腫瘍は2012年5月のときからあり、2年半で6cmほど大きくなったようです。 腫瘍が9cmを超えた夏ごろには、あまり動きたがりませんでした。 12kgの体型で胴回りが60cm弱のライスのお腹の中に、9cmの腫瘍はかなり大きく、つらかったんだと思います。 分子標的薬で腫瘍が小さくなってからは元気になりました。 2013年2月に腎機能の低下が疑われてからも、腎機能は維持できています。 分子標的薬での治療をすると、食欲も落ちるし、下痢もするので、体重が減ってしまいました。 ★ネオ 2月にお腹にしこりを発見。 12月のエコーではまったく心配なかったのに、まさかの血管肉腫で余命2~3ヶ月、抗がん剤治療をしても余命6ヶ月の診断でした。 今思えば、1月の終わりと2月の中頃に下痢と嘔吐があり、このときすでに腫瘍ができていたのかもしれません。 腫瘍は思ったより大きく、小さな破裂を起していたようでしたが、大網が覆っていて大出血にはならずにすんでいました。 ただ、あと1ヶ月気がつかなかったら、おそらく腫瘍が破裂して大出血になっていたかもしれません。 転移はなく、抗がん剤治療を開始。 心臓の精密検査の結果、心不全になる可能性が高いことから、血管肉腫に一番効果のあるとされるドキソルビシンが使えず、同系統のミトキサントロンでの治療をしましたが、脾臓の摘出から4ヶ月・5回目の抗がん剤治療時に肝臓に転移。 8月頃から、非再生性の腫瘍性二次性貧血に。 血管肉腫の3割になる貧血だそうです。 メトロノミック療法に変えたり、分子標的薬もやりましたが、腫瘍の増大はおさえられず。 再生性の免疫介在性溶血性貧血にもなり、貧血の治療を優先し、免疫を抑えることになり、どんどん腫瘍は大きくなりました。 このころからの進行スピードは恐ろしく早く、脾臓と腫瘍摘出から約8ヶ月、肝臓に転移して4ヶ月で最初の出血を起こし、なんとか出血を止めることはできましたが、さらに貧血が進み、11月6日に2度目の出血で、歩いているのが不思議なくらいの数値になり、7日に輸血。 いったんは持ち直したかと思ったけど、11月9日のお昼過ぎ、まったく苦しむことなく、あっという間に逝ってしまいました。 2時間前までは自分の足で歩いていて、まさかこのまま逝ってしまうなんて思わないほどで、本当に立派で潔い旅立ちでした。 最後の最後まで本当に忙しかったのが、おべ。ちゃんらしいです。 11年5ヶ月とちょっと短かった犬生でしたが、本当に濃い犬生だったと思います。 ********** おべ。ちゃんがいたから分子標的薬の存在を知り、ライスは元気になりました。 おべ。ちゃんがねえちゃんはまだ生きるですよ。と言っているのだと思います。 なんだかんだとライスのことが大好きだったおべ。ちゃんからのプレゼントです。 おべ。ちゃん、ありがとう。 おべ。ちゃんはかあさんの宝でもあり誇りです。 本当にありがとう。 定期検査が増えたことで当然医療費も増えましたが、今後も調子を見ながらやれることはやっていきます。 やれることがあるのにお金がなくてできないなんてことは、命を預かる者として絶対あってはならないことだと思うから・・・。 スポンサーサイト
【 2014/12/31 23:59 ★ わんことの生活 / 年間の通院・体重記録 】 |
2013/12/31(火)
今年1年でかかった医療費と体重の変化を調べてみた。
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★ライス 7月の岐大での定期検診で腎機能の数値の上昇がみられました。 CT検査時の造影剤の影響で一時的にBUN値が上がることもあるし、前日の夜から水分を採ってないことで脱水の可能性もあるのですが、いままでは正常値内におさまっていたことから、岐大での定期検診が腎臓に影響を与えていると考え、定期検査を2ヶ月から半年に伸ばし、2ヶ月ごとにかかりつけ医で血液検査を行うことにしました。 10月はじめの血液検査でも、まだBUN値が基準値よりオーバーしていたので、岐大の先生と相談し、朝のドライフードは療法食に変更し、夜ごはんもタンパク質を減らし、できるだけ糖質は抑え、下痢にならない程度まで脂肪分を増やした食事に切り替えました。 食事の変更の効果があってか、11月末の血液検査ではBUN値は正常値内におさまっており、結論としては、初期の腎機能低下だろうとのことでした。 ただ、腎臓を優先した食事内容だと低タンパク食なので、足りないカロリーを補うため、腫瘍にあまりよいとされない糖質や、肝臓によくない脂質を多く使うことになり、この食事内容で肝細胞癌の進行を早めてしまっているのではないかという不安はありますが、年明けの岐大での定期検診まではこの食事で様子をみようと思います。 体重は2月に過去最高を記録してしまいましたが、その後は落ち着き、それほど変化はなかったかな。 いまのところ、朝のドライフードもなんとか食べてくれているので、食事で体重のコントロールはできているようです。 ********** この1年で、ますます動かなくなったうえ、疲れやすくもなったような気がしますが、肝臓に腫瘍があるとはいえ、それなりに元気でいてくれてます。 ★ネオ 10歳になる1ヶ月前の春の健康診断で、脾臓に影がみつかりました。 先生は悪いものではないとおっしゃいましたが、脾臓ということがどうしても気になって、岐阜大学で精密検査を受けることにしました。 結果は「正常ではないものの異常でもない」といった感じの、なんともモヤモヤするものでしたが、大きくなれば破裂の危険もあるので、かかりつけ医で定期的に検査をしていくことになりました。 大きくなってきたら脾臓を摘出しないといけなくなりますが、半年経った現在も大きさに変化はなく、これからも様子をみていくことになります。 ********** 若い若いと思っていたネオももう10歳。 さすがに遊んだあとは相当疲れるようで、すんなり立ち上がることができなくなることが増えてきました。 なんせ、何事も全力投球の子なので、やりすぎてしまう前に、こちらがコントロールしてやらないとね。 定期検査が増えたことで当然医療費も増えましたが、今後も調子を見ながらやれることはやっていきます。 やれることがあるのにお金がなくてできないなんてことは、命を預かる者として絶対あってはならないことだと思うから・・・。 【 2013/12/31 23:59 ★ わんことの生活 / 年間の通院・体重記録 】 |
2012/12/31(月)
今年1年でかかった医療費と体重の変化を調べてみた。
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********** ほかに、整腸剤のビオイムバスター(¥2,830*3箱)と、下痢止めのディアバスター(¥3,140*1箱)を購入。 ********** ★体重・・・ふたりとも体重が減ってしまった。 ライス 3月に調子を崩して下痢が続き、5月に肝細胞癌と診断され、放射線治療をはじめてから1キロ近く体重が減ってしまったと同時に、朝ごはんを食べたがらなくなった。 そのとき「夜ご飯が遅くて朝ごはんまでに消化しきれないから、朝ごはんを食べたがらないのでは?」とアドバイスをいただき、夜ご飯を20時までにすませるようにしたら、朝ごはんをちゃんと食べるようになり、調子のよくなった今はなんとか500g戻して、朝ごはんを食べたがらなかった4月~7月に比べるとかなり調子はよさそう。 体重の減少と朝ごはんを食べたがらなかったのは、腫瘍が胃を圧迫していたことと、放射線治療による副作用だと考えられる。 ネオ 1年で2.5キロは減りすぎ(>_<) 朝ごはんのドライフードの種類によって減ることが多いので、フード選びはなかなか難しい。 体重の減少もなく、うんちの調子もよくて、カイカイも出ない「イノーバエボ」が一番あっているのだろうとは思うものの、シニアに食べさせるには、脂肪分・カロリーが高いようなきがする。 けど、もともと燃費の悪い子なので、これくらいのほうがあっているのかもしれない。 ********** ふたりとも、もう十分すぎるほどのシニアなので、体重が落ちてくるのは仕方ないけど、もともと太っているほうではない(ネオは痩せすぎて悩んでた)ので、できるだけ維持していけるよう気をつけたい。 ★医療費・・・もっと使ってるかと思ったけど、そうでもなかった(←?) ライス やはり放射線治療は高額です。(1回40000円+α+高速代も^^*) 5回で中止になりましたが、予定通り7~9回照射していたら、もっとかかっていただろう。 放射線治療の効果があって、腫瘍が摘出可能な大きさまで小さくなり摘出手術を勧められましたが、完治が困難で再発の可能性もあること、ライスの性格・年齢、入院のストレスなどを考え、手術はしないことにしました。 ちなみに、摘出手術は放射線治療(35~45万)と同じくらいかかると言われました。 放射線治療が途中で中止になるほどまったく効果がなくて、「やらなければよかったかった」と思った時期もありましたが、数ヶ月たってから徐々に効果が出てきて、今もまだ腫瘍が小さくなってきているので、やってよかったと思ってます。 通院のストレスと放射線治療の副作用でつらい思いをさせてしまったけど、元気になってくれてよかった。 いまは薬ものんでないし、病気持ちとはおもえないほど元気いっぱいです。 急に病状が悪化するような状態でもないので、2ヶ月に1回の全身麻酔での定期検診は本当に必要なのか?と思っているので、3ヶ月に1回くらい(かかりつけ医に相談した)にしながら今後も定期検診は続けていきます。 ライス、よくがんばったね。 ネオ 今年は病気も怪我もしませんでした。 ずっと健康診断(尿検査・糞便検査以外)はしてこなかったけど、ライスのことがあったし、年も年なので、半年に1回、血液検査とエコーをすることにしました。 ********** ネオは小さなことでちょくちょく病院へ行くことはあったけど、ライスは狂犬病とワクチンくらいしかお世話になっておらず、ペット保険は必要ないと思ってました。 もしペット保険に入っていたら、どれくらいですんだんだろうね。 【 2012/12/31 23:59 ★ わんことの生活 / 年間の通院・体重記録 】 |
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