2014/10/31(金)
本当は先週輸血してもらって、もう検診はやめるつもりでした。
しかし、先週輸血を見送ったこと 今週末は3連休になること などから、ちゃんとして止血できているかの確認と、薬をもらうために病院へ行ってきました。 ![]() 調子悪そうに見えるのは気のせいで、眠いだけです。 ![]() 大きなお腹をゆっさゆさと揺らしながら、自分で自動ドアを開けて入っていきました。 ********** 10時ちょっと過ぎに呼ばれ、 ![]() まずは体重測定。 痩せたような気がしていたのですが、ほぼ変わりありませんでした。 また腫瘍が大きくなったのかな・・・。 ********** 先週に比べて、今週は歯茎の色が薄くなりました。 それと、 ![]() お腹に血管がくっきり出てきました。 こんなところにこんなに太い血管なんてなかったのに・・・。 ガンはどんどん血管を作って成長するっていうから、これもそうなのかな~と思っていましたが、おそらく太い血管が腫瘍に圧迫されて血流が悪くなり、こちらの血管が成長?してるのではないかとのことで、これは元々ある血管だそうです。 ********** あと右腕の付け根に血豆みたいなイボが出来ていたので診てもらったら、以前できた血腫の可能性が高いそうで、これはこのまま様子見です。 ![]() 今日も血液検査・腹部エコー・尿検査で、お迎えはなんと2時間後だそうです。 空いてるのに、時間かかるな~。 ********** 12時ちょっと過ぎに戻り、検査の結果を聞きました。 ![]() ★血液検査(10/24) ・赤血球(550~850)・・・264(305) ・ヘモグロビン(12~18)・・・6.1(6.6) ・ヘマトクリット(37~55)・・・18.4(20.1) さらに貧血が進み、赤血球・ヘモグロビン・ヘマトクリットは、もう正常値の半分ほどになってしまいました。 ・網状赤血球(1.0)・・・8.49(7.4) ・RPI(1.0)・・・1.56(1.55) 若い赤血球はどんどん作られていて、貧血に対して十分とはいえないけど、再生もしているのに、貧血が進んでいるのは、溶血の可能性が高いかな。 *----------* ・白血球(60~170)・・・128(270) ・血小板(20~50)・・・36.9(14.3) 白血球・血小板は正常値に戻ったことから、ちゃんと止血できたようです。 白血球が増えておらず、血小板が増えたのは、血小板の機能亢進が起きているのかな。 だとしたら、DICになる可能性もあるのかも。 *----------* ・ALT(17~78)・・・107(86) ・AST(23~32)・・・86(52) ・ALP(47~254)・・・1152(1213) 肝機能の数値が下がらなかったので、まだ肝臓は働けている状態かな。 *----------* ・BUN・・・44.2(34.6) ・CRE・・・0.9(+0.4) ただ、BUNがドカンとあがってしまいました。 肝臓が悪くなると腎臓も悪くなると言うので、かなり進行しているのかもしれません。 ![]() ★腹部エコー 腹水・出血は探して探してやっと見つかったくらいで、ほとんど吸収されており、新たな出血もなく、しっかり止血出来ています。 ただ、腫瘍は大きくなっていました。 それに今までは腫瘍内部に変化はなかったのですが、最初にできた左側の腫瘍の内部に壊死した部分がありました。 ここはもろくなっているので、出血しやすくなります。 もしかしたら、パラディアの影響なのかもしれません。 ********** 腫瘍がさらに大きくなると、裏側にある腎臓を圧迫し、腎不全になる可能性もあるそうです。 やはり肝臓だけではすみませんね。 ![]() ★尿検査 ・ビリルビン・・・「+(0.5)」~「++(1.0)」 やはり、肝臓に負担がかかっている状態です。 ・潜血(ヘモグロビン)・・・「-」~「±」 出血が治まったことで、潜血も治まってきました。 ・尿比重・・・1.028 ・タンパク・・・「++?(100)」 尿沈渣 ・移行上皮・・・「+++」 ・マクロファージ・・・「±」 ・円柱・・・「±」 ・球菌・・・「+」 ・球菌塊・・・「±」 ・WB・・・「±」 腎機能に疑問もあるものの、肝臓の影響が高いとのことです。 ![]() 肝臓に転移したのが6月。 貧血になりだしたのが8月。 すべてが比較的ゆっくり進行してきたことで、カラダもそれなりに対応できていたようですが、徐々に進行のスピードが速くなってきてます。 ********** 肝臓の腫瘍はかなり大きくて相当重いはずだし、ヘマトクリットが20%を切ると立てなくなるコもいるそうですが、おべ。ちゃんはまだまだ自分の足で歩けてます。 以前先生がおっしゃいました。 「ネオちゃんは性格が明るい」と・・・。 そんな産まれ持った性格のおかげもあってか、この状態でも元気でいられることに先生は驚いてました。 ただ、 ![]() 今までは検査の結果を聞いている間、ずっと動き回っていましたが、今日は先生が薬を取りにいっている間に伏せてしまいました。 さすがにしんどいようです。 ![]() 大好きなねえちゃんの待つ、大好きな車に戻ってきたらニコニコです。 ********** ひとりがキライなコ。 長時間ひとりになる輸血を見送ってよかったかなと思っています。 ![]() おべ。ちゃんにも少しは効果があってほしいと、10月3日から50mgのパラディア錠を飲ませましたが、肝臓への負担を考え、10月9日で一旦中止しましたが、パラディア錠には血管新生抑制作用もあるので、10月21日から再開し、あまり効果がないようなので、10月26日からライスの10mgを増やして60mgを飲ませたので、ライスの分ももらってきました。 ![]() 9月19日から毎週通ってきましたが、今回は2週間分の薬をもらって、なにかあったときに診てもらうことにしました。 2週間後は出血して4週間です。 元気でお薬を飲みきって、1ヶ月をクリアしてほしいです。 おべ。ちゃんなら乗り越えてくれるような気がします。 ![]() 体重・・・23.45(-0.03) ********** 診察料・・・¥1,200 検査料(血液検査・尿検査・腹部エコー・腹水検査)・・・¥1,900 投薬料(14日分とライスのパラディア錠4回分)・・・¥27,870 ・プレドニン5mg(ステロイド)・・・1日1回/4錠 ・トランサミン250mg(止血剤)・・・1日2回/1錠 ・ウルソ100mg(肝機能改善)・・・1日2回・1錠 ・グリチロン配合錠(肝機能改善)・・・1日2回・1錠 ・パラディア錠10mg(分子標的薬)・・・2日1回/1錠 ・パラディア錠50mg(分子標的薬)・・・2日1回/1錠 ★検査結果 |
2014/10/24(金)
出血して6~7日。
うまく止血できていたとしても、おそらく貧血は進んでいるはずです。 月曜日のヘマトクリットが20.2%と、そろそろ輸血を~という状態だったこと 週末は輸血をしてくれる病院がないこと から、今日は輸血をお願いするつもりで病院へ行ってきました。 ![]() さすがに「1週間前と同じ歩調」とはいかないものの、ちゃんと自分の足で歩いてきました。 ********** 10時ちょっと過ぎに呼ばれました。 ![]() あの日曜日からは想像できないほど回復しましたが、ちょっと動くだけで、歯茎が白くなることが増えました。 ********** あんなにムキムキしていた腕も、 細いながらもしっかりついていた足の筋肉も、 ガッチリしていた首まわりも細くなり、 背骨もゴツゴツ触れるようになりました。 ずいぶん痩せましたが、 ![]() お腹だけが異様に大きくなりました。 プヨプヨだったお腹も、しこりが触れるまで引きましたが、左側のしこりがかなり大きくなっているように感じます。 ********** 先生からも輸血の話があり、いつもより血液検査の結果を早く出るようにします。とのことで、30~40分後には出るそうです。 ![]() が、貧血は進んでいませんでした。 ★血液検査(10/20) ・白血球(60~170)・・・270(198) 出血して減ったしまった分を補充しようと、骨髄ががんばって血を作っているからだそうです。 *----------* ・赤血球(550~850)・・・305(312) ・ヘモグロビン(12~18)・・・6.6(6.6) ・ヘマトクリット(37~55)・・・20.1(20.2) 出血分が血管から吸収されて進まなかった可能性もあるそうです。 *----------* ・血小板(20~50)・・・14.3(20.4) 血小板が減ったのは、これもまた、がんばって止血してくれたからです。 骨髄は抗がん剤の影響を受けず、しっかりと正常に働いています。 この土日で一気に貧血が進む可能性は低いこと、それほどしんどそうではないことから、今回は輸血を見送ることになりました。 *----------* ・ALT(17~78)・・・74(112) ・AST(23~32)・・・52(80) ・ALT(47~254)・・・1213(1127) 肝機能の数値のALTとASTが下がりました。 薬が効いて、なんとか肝臓も持ちこたえてくれたのだと思いましたが、ALPだけが上がっていたので、もしかしたら、もう肝臓が働けなくて、肝酵素も出ない状態になっているのかもしれないとこのとでした。 *----------* ・BUN(9.2~29.2)・・・34.6(24.4) ・CRE・・・0.5(-0.3) BUNが飛び上がりました。 体重が減らないよう、ごはん(お肉)の量を増やしたことより、出血か肝臓の影響かな。 ★尿検査 ビリルビンは「-」になったものの、潜血もタンパクも出てます。 肝臓はなんとか働けているようだけど、腎臓に負担がかかってきている。 ********** 肝細胞が80%以上壊れてしまうと肝不全になりますが、そうなると尿中のビリルビンは「+」以上になるような気もするんだけど、違うのかな。 肝臓に負担のかかる薬をやめて、肝機能を回復させる薬を飲んだから下がったのだと思いたいです。 ![]() ★腹部エコー 出血は止まり、止血もできているようです。 やはり、月曜日より左の腫瘍が大きくなっており、おべ。ちゃんのお腹の中の半分以上は腫瘍だそうです。 特に上部はほぼ腫瘍でパンパンで、なんとか下部に余裕がある状態ですが、小腸もかなり圧迫されています。 お腹がギュルギュルいっているのは、その影響のようです。 出血と腹水はほぼ吸収されていました。 ★腹水検査 少なすぎて、採れなかったそうです。 ********** ジワジワ出血してくる可能性が高いと聞いていたのですが、今回の出血はおそらく一気に出血し、短時間で止血ができたことで、なんとか乗り越えてくれました。 ただ、またいつ出血するかわかりません。 もういつ出血してもおかしくない状態です。 何度も出血&止血を繰り返すコもいれば、一気に・・・という場合もあるそうですが、おべ。ちゃんの肝臓は限界を超え、腫瘤は大きくなりすぎています。 そんな状態なのに、骨髄も心臓も、もしかしたらもう働けない状態なのかもしれない肝臓も、がんばりすぎるほど働いています。 でも、「もうがんばらなくてもいいよ・・・」が言えません。 おべ。ちゃんをがんばらせているのはかあさんかもしれません。 ![]() 本当は今回輸血をしたらこのあとは検診を受けるつもりはありませんでしたが、 ![]() まだまだ自分の足で歩けて、 ![]() ライスのごはんを奪うほど食欲があるので、ネオ自身のがんばりを信じたいと思います。 ![]() ★内服薬 引き続き、肝機能回復と止血剤、 ![]() 肝臓に負担はかかるのももの、ステロイドを飲むことになりました。 が、家に帰ってきたら、薬が1シート足りないことに気がつき、送ってもらうことになりました。 ********** パラディア錠をのませるかどうかは、そちらの判断に任せるとのことでした。 今は体重1kgあたり2.1mgの50mgと最低量の2.3mgより少ない量を飲んでいますが、それでも腫瘍が大きくなってきているので、体重1kgあたり2.5mgの60mgまで増やしてもいいそうです。 少なからず肝臓に負担がかかるので、もうやめてもいいと思うかあさんですが、とおさんは、少しでも可能性があるのなら飲ませたいようです。 確かに、このままやめたら、どんどん腫瘍は大きくなります。 幸いなことに、副作用は出てません。 ここになって、どうしてもとおさんが譲ろうとしません。 なので、60mg飲ませてみて、少しでも副作用が出たり、調子を崩したらやめることを条件に続けることにしました。 なんとか効果が出るまで持ちこたえてほしいです。 ![]() 体重・・・23.48(+0.03) 腹水も出血もほとんど引いていたのに増えてました。 おそらく腫瘍が大きくなったと思われます。 ********** 診察料・・・¥1,200 検査料(血液検査・尿検査・腹部エコー・腹水検査)・・・¥1,900 投薬料(7日分)・・・¥2,770 ・プレドニン5mg(ステロイド)・・・1日1回/4錠 ・トランサミン250mg(止血剤)・・・1日2回/1錠 ・ウルソ100mg(肝機能改善)・・・1日2回・1錠 ・グリチロン配合錠(肝機能改善)・・・1日2回・1錠 ★検査結果 |
2014/10/24(金)
![]() らいちゅ、ご機嫌♪ でも、ごはんいらない・・・。 ********** 分子標的薬による治療を再開したのが10月5日。 量を減らし、整腸剤を飲んでいることで、下痢をすることはなくなりましたが、6回飲んだところでちょっとうんちょがゆるくなったので一旦中止。 すぐに戻ったので、2回抜いただけで再開しましたが、今度は「ごはんいらない・・・」と。 前回も食欲が落ちたけど、食事内容を変えたら食べてくれたので、ドライフードがイヤなだけだと思いましたが、どうやらこれも副作用のようです。 ただ、食べないわけではありません。 これも前回同様、ドライフードがイヤなだけ・・・。 ![]() ドライフードを入れなければ食べるんです・・・。 ********** 予定では2~3ヶ月飲んでから検査ということになっていたので、この日は検査までの薬をもうらうつもりでしたが、「下痢はしなくなったけど、食べたがらない」と言う話をしたら、「この量でもダメか・・・」と。 体重1kgあたり2.5mgではじめたら下痢になり、2日に1回から3日に1回にしても下痢になったので一度は断念しましたが、想像以上の効果があったので、2.0mgまで落として再開しましたが、今度は食欲不振・・・。 ただ、それほど重い副作ではないので、なんとか続けたい。 「さらに量を減らすか、間隔を開けるか」のどちらかで続けようと思いますが、最低量が2.3mgなので、これ以上減らしたら効果が出ない可能性もあることから、量は減らさず、「調子が悪くなったらやめて、戻ったら再開する」というかたちで続けることになりました。 まだまだわからないことだらけの薬・・・先生も手探り状態です。 薬はあと10回分(20日分)残っていますが、きっちりのめそうにないので出してもらえませんでした。 飲み終わるのはいつになるでしょう・・・。 それより、そんな飲み方で効果はあるのでしょうか・・・。 ![]() この後の検査については、カラダヘの負担を考え、CT検査をする前に一度血液検査をしてみては・・・とのことだったので、1~2ヶ月飲んだところで、かかりつけ医で血液検査をし、その結果でCT検査はどうするか決めようと思います。 ![]() らいちゅもがんばってます。 ****************************** ◆◇◆2017年5月追記◆◇◆ ★2014年10月10日 【TEL】 パラディア減量して再開したところ、今のところ軟便はなし。 食欲あり、元気にしている。 ********** ★2014年10月24日 【話のみ】 また軟便になってきた。 食欲低下も起すようになっている。 軟便は薬を飲まないとすぐに治まるが、食欲は改善しにくい。 →用量を落とさずに、3日に1回もしくは食欲改善したら飲ませるというように減量してみることに。 減量して効果が見られないのに飲ませ続けてもかわいそうなので、年末くらいにはもう一度CT検査で評価してみる。 血液検査と腫瘍体積に相関がありそうなので、11月中に一度血液検査で確認 (紹介病院もしくはor大学で) ****************************** 【 2014/10/24 10:10 ★ わんことの生活 / 肝細胞癌&腎機能低下&膵炎 】 |
2014/10/20(月)
昨夜は何度も場所を移動しながらも、それなりに寝ていたおべ。ちゃん。
無事に朝を迎えることができました。 今朝は「いつもどおり」とはいかないものの、ちゃんと起き、ごはんの支度をはじめると、ニコニコと期待大の顔で見上げてくれたし、ストーカーも開始してくれました。 昨日のおべ。ちゃんからは想像できないほど回復しています。 ごはんもしっかり完食し、ライスのごはんを狙うほど食欲はあります。 オシッコもちゃんと出ました。 最近、うんちょは外でしたいようなので、テケテケと、でも、しっかりとした足取りでとおさんと外へ出て行きましたが、いつもの場所までは我慢できなかったらしく、途中でプリプリとお出しになられたようです。 ********** 病院へ行こうと思いますが、岐大は完全予約制です。 今日は予約してませんが、9時まで家で待って連絡してからでは遅くなってしまうので、とりあえず家を出ました。 ![]() 昨夜の状態だと、とても自分で車に乗ることはできないだろうと思い、かあさんひとりでもおべ。ちゃんを乗せ降ろしできるように、うしろのベットを取っておいたら、おいらの特等席の助手席に来られないのがご不満だったらしく、とおさんを会社に降ろし、助手席に乗せてもらったら満足してくれました。 うしろのほうが広くて平らなのにね。 ********** 9時になると診察が始まってしまうので、その前に電話しないと~と、 ![]() 絶対に寄ることはないと思っていた関SAから連絡をしましたら、「できれば連れて来ていただいたほうが・・・」とのこと。 「できれば」って・・・。 「もう途中まで来ています。何時ごろなら診てもらえますか?」とお聞きすると、空いてる時間に診るので、いつでもいいので来てくださいとのことでした。 大学病院なのに、意外と融通が利きます。 ![]() 知らないうちに雨が降り出しました。 何度も何度も見てきた岐阜城。 今日は雨の岐阜城です。 ********** 病院には10時前に着きました。 ![]() 自分で車を降り、自分の足で歩いて待合室に入ってこれました。 今日は空いていたので、そんなに待たなくてもいいかな~とは思っていましたが、10時に呼ばれました。 空いていてよかったです。 ![]() カクカク・シカジカと金曜日の検診のあとからのことを伝え、あちこち触られ、めくられました。 お腹も張っているし、体重も金曜日は22.80kgだったのに、23.45kgと久しぶりの23キロオーバーなので、この増量分は出血分の可能性が高いそうです。 歯茎は白くはないものの、いつもより薄いです。 ********** 腹部エコー・血液検査・尿検査で、12時のお迎えです。 12時ちょっと前に戻ると、すぐに呼ばれました。 ![]() ★腹部エコー 金曜日とはまったく違い、黒いものがあちこちにありました。 この黒い部分が液体だそうで、決して少ない量ではありませんが、大出血と言う感じでもないそうです。 おそらく肝臓の右側にある腫瘍からの出血ではないかとのことで、 ・動いたときに腫瘍が刺激を受けて破裂 ・外部から腫瘍に衝撃がくわわって破裂 ・限界を超えて破裂 そんな感じのようです。 肝臓は腹腔内の液体で浮いている状態だそうです。 ただ、これだけ動けるようになったのは、出血が治まってきているからだそうですが、完全に止まっているかはわかりません。 ★血液検査(10/17) ・白血球(60~170)・・・198(115) ・赤血球(550~850)・・・312(361) ・ヘモグロビン(12~18)・・・6.6(8.2) ・ヘマトクリット(37~55)・・・20.2(25.3) 出血したので、さらに貧血が進みました。 ヘマトクリットが20%を切ったら輸血を考えないといけない状態ですが、徐々に貧血が進んできていたので、それほどしんどくはなさそうです。 白血球が上がっているのも出血の影響かな。 ・血小板(20~50)・・・24.7(20.4) 出血を止めるため、血小板も減ってましたが、正常値内でした。 一気に出血して、一気に止血できたってことなのかな。 それとも、破裂した箇所が小さくて、少量で止血できたのかな。 今まで急激に減っていたときは、どんな状態だったんだろう。 *----------* ・ALT(17~78)・・・112(126) ・AST(23~32)・・・80(60) ・ALT(47~254)・・・1127(1155) ステロイドと免疫抑制剤の影響で上がってしまった肝機能の数値は、薬をやめても下がってませんでした。 そんなにすぐは下がらないんだろうな・・・。 ALTがほんのちょっと下がっていたことから、肝細胞がさらに壊れてはおらず、ASTがあがったことから、肝臓の処理能力が追いついていないからで、まだかなり肝臓に負担がかかっています。 ********** ★尿検査 17日(金)は潜血も「-」に戻っていたし、ビリルビンも「±」に下がっていたのに、また「+」だらけになってしまいました。 出血の影響かな。 ![]() 腹腔内から抜いた液体は、真っ赤ではないので腹水も混ざっているようです。 ![]() 腹腔内から抜いたもののヘマトクリットは10% 血液のヘマトクリットは20.2% タンパク質も1対2くらいなので、出血半分・腹水半分くらいだそうです。 ********** 6月に転移した左側の腫瘍はあまり悪さをしていないのに、9月にできた右側の腫瘍の進行はものすごく速いです。 抗がん剤も効かなくなり、免疫異常の貧血のため免疫をあげることもできません。 腫瘤が半分以上を占めている肝臓はかなり弱っていて、肝機能も半分ほどしか働いていないらしく、もうがん細胞はやりたい放題。 どんどん栄養を持っていってしまっているようで、 ![]() 急激に痩せてきました。 先週まではここまでこけてなかったのに、目の横の骨が目立つようになってしまいました。 悪液質に向かっています。 大暴走をし出したがん細胞は、もう止めることができない状態です。 ********** 早ければ1週間。 長くても1ヶ月は・・・。 2度目の余命宣告を受けました。 ![]() 止血剤と、 ![]() ステロイドでなんとか治まってくれればいいのですが、それでも大変厳しい状態です。 ![]() いつもは「次はいつにしましょうか」となるのですが、今日は先生からその言葉は出ませんでした。 その代わり、「好きなものをいっぱい食べさせてあげて、好きなことをさせてあげてください」でした。 ![]() こんなに回復してきたのに・・・。 告げ口するくらい元気なのに・・・。 ![]() 食欲だって、ぜんぜん落ちてないのに・・・。 なのに、長くてもあと1ヶ月だなんて・・・。 ![]() 3日前には腫瘍にもろくなっている箇所がないから、破裂・出血の可能性は低いとのことだったのに・・・。 破裂する可能性があるから、あんなに気をつけていたのに・・・。 走ったり暴れたりも控えてたし、ライスとのバトルだって、大好きなボール遊びでさえ、もうずっとさせてなかったのに・・・。 心当たりがあるだけに、なんで止められなかったのかと、自分に腹が立って仕方ありません。 ![]() おべ。ちゃんが辛くないよう、出来るだけのことはしたいと思っていますが、何をどうしたらいいのかわかりません・・・。 ![]() 体重・・・23.45(+0.65) ********** 診察料・・・¥1,200 検査料(血液検査・尿検査・腹部エコー・腹水検査)・・・¥1,900 投薬料(7日分)・・・¥1,770 ・プレドニン5mg(ステロイド)・・・1日1回/4錠 ・トランサミン250mg(止血剤)・・・1日2回/1錠 ★検査結果 |
2014/10/17(金)
先々週、オシッコがものすごく黄色くなったおべ。ちゃん。
予定より早めての先週の検査の結果、かなり肝臓に負担がかかっているとこがわかり、免疫抑制剤もパラディア錠も中止になりました。
おそらく免疫抑制剤の影響だろうとのことだったので、できればパラディア錠だけでも続けたかったのですが、かあさんでは先生を説得できず・・・。 とおさんに話をつけてもらおうと思ったのに、金曜日は連絡がつかず、連休明けの火曜日に連絡。 そのころにはオシッコの色も戻っていたのですが、「念のためもう一度検査をしてから再開しましょう」ということになり、また今週も病院です。 ![]() これで5週連続病院です。 病院だというのに、いつも楽しそうですね(^^*) ニコニコしていて変わった様子がないようにみえるおべ。ちゃんですが、 ![]() ここのところ、急に痩せたように感じます。 目の上?横??がかなりこけてきて、骨がくっきり出ているのがわかります。 腰もかなり細くなってきたように思います。 それなのに、 ![]() 体重は減ってません。 腫瘍の重さで変わってない状態です。 ![]() 今週も歯茎が白かったことはありませんでした。 貧血が進んでいなければいいね。 ********** 今日も血液検査・尿検査・腹部エコーで、11時半頃のお迎えです。 ![]() ★尿検査(10/10) ・色・・・黄色(濃黄色) ・尿混濁度・・・「-」(-) ・尿比重・・・1.030(1.025) ・pH・・・6.0(6.0) ・ウロビリノーゲン・・・「-」(-) ・ビリルビン・・・「±」(3+) ・ケトン体・・・「-」(-) ・タンパク質・・・「+」(2+) ・ブドウ糖・・・「-」(-) ・潜血(ヘモグロビン)・・・「-」(-) ・潜血(赤血球)・・・「-」(2+) ********** 先週は「濃黄色」だったのが、「黄色」に戻りました。 ビリルビンは「3+」から「±」に、タンパクは「+」も、潜血はありませんでした。 これで先週の異常は免疫抑制剤によるものと考えていいのではないでしょうか。 ★血液検査(10/10) ・白血球(60~170)・・・115(106) ステロイドの量が減ると共に下がってきました。 *----------* ・赤血球(550~850)・・・361(357) ・ヘモグロビン(12~18)・・・8.2(8.4) ・ヘマトクリット(37~55)・・・25.3(25.8) ・網状赤血球(1.0)・・・6.3 ・RPI(1.0)・・・1.98 網状赤血球が増えていたこと、RPIが2(強い再生がある)あったことから、赤血球が多く作られていて貧血は進んでいませんでした。 効果が出るまでは2~4週間とされる免疫抑制剤の効果が出てきたのでしょうか。 ただ、飲み始めたのは2週間前だけど、副作用がひどくて1週間しか飲んでいないのに、それでも効果はあるのかな? 即効性のあるステロイドを10錠飲んでいても、ここまで数値はあがらなかったから、やはり免疫抑制剤の効果があったと考えていいのだろうか。 網状赤血球が6.3%もあったことから、溶血性の貧血とは考えられないだろうか。 うぅ~ん、わからない・・・ *----------* ・T-Bil・・・0.2(0.6) ・ALT・・・126(288) ・AST・・・60(128) ・ALP・・・1105(1192) ビリルビンも肝機能の数値もかなり減ったのは、やはり免疫抑制剤をやめたからかな。 ********** 貧血が進んでないのは、ステロイドをのみ続けてきた効果があったのかもしれませんが、10錠→6錠→4錠と減らし、昨日でのみ終わっているので、この先進むかもしれませんが、全身状態が悪くなったときなどにステロイドをのまないといけないらしく、今はのまないでおくことになりました。 *---------- ・血小板・・・24.7(19.9) 10月3日に激変した血小板も戻ってきました。 免疫抑制剤で骨髄抑制が出るようだけど、減っていたのは飲む前だし、やっぱり出血があったのかもしれない。 ★腹部エコー 左側の腫瘍に変化はありませんでしたが、ひと塊だった右側の腫瘍の先?後??にヒョウタンみたいにひとつ出来ていました。 これがこの先、膀胱を圧迫するかもしれません。 胆嚢の周りはキレイで、リンパ節の腫れもなく、出血もみられませんでした。 腫瘍がもろくなっている箇所もないので、急に大出血するようなこともないそうですが、腫瘤内部で出血を繰り返してる可能性はあるそうです。 たまに血小板が急に減っていたのは、腫瘍内部で出血していたのかもしれません。 ********** 以前、「転移が速かったし、腫瘍が大きくなるのも早い」と言われたことがあったので、そのことについてお聞きしましたら、 「転移は遅いほうではないけど、速くはなかった」 「抗がん剤を投与している間は進行もゆっくりだったけど、抗がん剤をやめてからの進行は速い」 とのことでした。 血管肉腫は抗がん剤が効かないという人もいるけど、やはり抗がん剤の効果はあったようです。 ![]() この先起こる可能性があるのは、 ・貧血が進むこと ・腫瘍からジワジワ出血すること それと、血栓ができると、急変することもあるそうです。 ********** いまのところ、急に腫瘍が破裂して出血する心配は低いそうですが、血管肉腫はとてももろい腫瘍です。 なので、ちょっとしたことでも破裂の恐れがあるので、特にしこりが外から触れるようになってからは、ライスとのバトルも、大好きなボール遊びも控えさせてます。 それより、貧血が進むことが深刻のようです。 おべ。ちゃんの貧血は進みが速くはないものの、このまま貧血が進むと命にかかわることになります。 なんとかうまくコントロールできればいいのですが、どんどん腫瘍が大きくなれば貧血も速く進みます。 検査の結果、パラディア錠をのめない状態ではないので、少しでも腫瘍の進行が遅くなれば・・・と、 ![]() 分子標的楽による治療を再開することにしました。 ********** 正直言って、いまの状態であと2ヶ月は厳しいです。 でも、「やらなかった後悔」「やれなかった後悔」はしたくないし、「1%でも可能性があるのなら、それにかけたい」と思っています。 「効果なんてない」と思っていながらはじめたライスにあれだけ効果があったんだから、おべ。ちゃんにも少しでも効果があってほしいものです。 ![]() 次回は2週間後なので、1週間分の足りない肝臓の薬ももらってきました。 ![]() 先週は検査のあとに2回分のごはんを食べさせたらお腹がパンパンになって苦しそうだったので、今朝は家で食べて、検査のあとに2回目のごはんです。 食欲が落ちないことはありがたいことです。 痩せてきたのでごはんを増やしてもいいのかお聞きしましたら、うんちょがゆるくならない程度までは増やしてもいいそうです。 おべ。ちゃんには何より嬉しいお知らせだね(^^*) ![]() 体重・・・22.80(+0.55) ********** 診察料・・・¥1,200 検査料(血液検査・尿検査・腹部エコー含む)・・・¥1,900 投薬料・・・¥11,390 ・パラディア錠50mg(分子標的薬)・・・2日1回・1錠 ・ウルソ100mg(肝機能改善)・・・1日2回・1錠 ・グリチロン配合錠(肝機能改善)・・・1日2回・1錠 ★血液・生化学検査 |
2014/10/10(金)
次回の予約は10月16日(木)でしたが、一昨日からのオシッコがものすごく黄色くて、昨日電話したら「薬の影響かもしれないので免疫抑制剤は止めて、できれば尿検査と血液検査をしたい」とのことだったので、また今週も病院に行くことになりました。
![]() いつもはオシッコをさせてから入るのだけど、今日はカテーテルでオシッコを採るということだったので、させないよう、させるスキを与えないよう、猛ダッシュで待合室へ駆け込みました(^^;) ********** 10時10分過ぎに呼ばれ ![]() 「これでもかなり薄くなったんですけど・・・」と、昨日の夜と今朝のオシッコの写真を見せたら、「かなり黄色いですね~」とのこと。 やはり普通じゃないようです。 ![]() 貧血のわりには、歯茎はそれほど白くありません。 なてれしまったのでしょうか・・・。 ![]() 尿検査と血液検査と腹部エコーで1時間後のお迎えですが、おべ。ちゃんカテーテルなんてさせるのかしら??? 心配です・・・。 ![]() ★尿検査 ・色・・・濃黄色 ・尿混濁度・・・「-」 ・尿比重・・・1.025 ・pH・・・6.0 ・ウロビリノーゲン・・・「-」 ・ビリルビン・・・「+++」 ・ケトン体・・・「-」 ・タンパク質・・・「++」 ・ブドウ糖・・・「-」 ・潜血(ヘモグロビン)・・・「-」 ・潜血(赤血球)・・・「++」 「+」がいっぱいです・・・。 ビリルビンが「3+」と、尿の中にビリルビンが溶け出していたことで、濃い黄色になってました。 薬の影響で、肝臓に負担がかかっているようです。 タンパクも潜血も出ているので、腎臓が尿路に問題があるのかもしれません。 ★血液検査(10/3) ・白血球(60~170)・・・106(151) ステロイドの量が減ったからか、さらに下がりました。 *----------* ・赤血球(550~850)・・・357(382) ・ヘモグロビン(12~18)・・・8.4(8.9) ・ヘマトクリット(37~55)・・・25.8(26.7) ・網状赤血球(1.0)・・・2.6(4.1) ・RPI(1.0)・・・0.821(1.39) さらに貧血が進んでいて、網状赤血球もRPIも下がってしまいました。 ステロイドの効果は早く出るけど、免疫抑制剤はすぐには効果が出ないことが、数値に現れています。 *----------* ・ALT(17~78)・・・288(305) ・AST(23~32)・・・128(77) ・ALP(47~254)・・・1129(1229) 正常に働いている肝臓が半分以下のところに、肝臓に負担のかかる免疫抑制剤をのんだことで、薬を処理しきれず、肝臓の働きが弱ってます。 ・T-bil(0.1~0.5)・・・6.0 血中のビルビリンは正常値を超えているものの、それほど高くないのは、ビリルビンは先に尿中に出て、そのあとに血中に出るからだそうで、気にせず薬を飲ませ続けていたら・・・と思うと怖くなりました。 肝臓に負担がかからないよう、ステロイドを減らして免疫抑制剤を使ったけど、さらに肝臓に負担がかかってしまいました。 抗がん剤の副作用もなかったおべ。ちゃんでしたが、免疫抑制剤は副作用はかなり強く出てしまいました。 これ以上肝臓に負担をかけることを避けるため、免疫抑制剤もパラディア錠も一旦中止です。 *----------* ・BUN(9.2~29.2)・・・20.9(20.2) ・CRE(0.4~1.4)・・・0.5(0.6) 腎機能の数値には問題ないから、尿検査の異常は薬からくるものなのかな~。 ![]() ★腹部エコー もうエコーでは大きさは測れません。 おそらく10cm以上になっています。 先週までは肝臓の内部に納まっていた肝臓の右側の腫瘍が出っ張り出しました。 最初は左側の腫瘍が行き場をなくし右側に伸びてきたとの話でしたが、胆嚢の周りはキレイとのことで、おそらくお腹のしこりが触れるようになった9月に、左側とは別に新たにできたものではないかと思います。 こちらの成長の方が速いように感じます。 出血も腹水もなく、どちらの腫瘍ももろくなった部分はないので、すぐに破裂・出血するような感じではないそうです。 ********** 腫瘤はどんどん大きくなっても、なんとか破裂せずにいますが、貧血がどうにもなりません。 薬をのんでいても1週間でヘマトクリットが1%減りました。 1週間で1%は結構な速さです。 それなのに貧血の治療を止め、さらに腫瘤の治療もしないので、今以上に貧血の進むスピードが増す可能性があり、歯茎が白くなったり、ぐったりするようなことがあったらすぐに連絡くださいのとことで、場合によっては輸血しないといけない状態になるかもしれないそうです。 ![]() 貧血の原因は肝臓の腫瘤にあり、 貧血の治療でのんだ免疫抑制剤が肝臓に負担をかけてしまい、 根本的な原因が肝臓の腫瘤にあるので、半ば強引にパラディア錠をはじめたのですが、1週間で中止になってしまいました。 ただ肝臓に負担をかけているのはステロイドと免疫抑制剤らしく、パラディア錠はあまり肝臓に負担をかける薬ではないとのとこだったので、「なんとかパラディア錠だけでも続けられないか」とお聞きしましたが、「出来るだけ早く再開はしたい」とのことで、首を縦に振ってはくれませんでした。 治療の優先順位は「腫瘍<貧血<肝機能」のようで、とにかく肝機能の回復が優先のようです。 今まで順調に治療できていたのに、ここにきてヤキモキします・・・。 ********** いつものようにニコニコで先生と仲良くしているおべ。ちゃん、 ![]() 診察室で説明を聞いている間は自由犬です(^^*) ずっとグルグルまわってます。 11歳になっても、ジッとしていられないんです(^^;) 先生に「できるだけ体力は温存して」と言われましたが、ジッとしているほうが体力を消耗してしまうのがおべ。ちゃんなんです。 ********** 今の状態では貧血の治療も、腫瘤の治療も出来ないので、まずは肝機能の回復を優先させることになりました。 ![]() ★内服薬 肝機能を回復させるため、ウルソ100mgとグロリチン配合錠を1日2回・1回1錠と、 ![]() スパカール40mgはうちに残っていると伝えたら、それを1日1回・半錠。 ホントはやめたいけど一気にはやめられないステロイドのプレドニン5mgは、予定通りあと1週間は4錠づつのませ、その後の1週間は休薬。 2週間後に再検査をし、薬を再開するかどうか決めることになります。 ![]() 食欲もまったく落ちてないし、持ち前の元気と体力で、なんとかがんばってほしいものです。 ![]() 体重・・・22.25kg(+0.4) ********** 診察料・・・¥1,200 検査料(血液検査・腹部エコー・尿検査)・・・¥1,900 投薬料(14日分)・・・¥1,770 ・ウルソ100mg(肝機能改善)・・・1日2回・1錠 ・グロリチン配合錠(肝機能改善)・・・1日2回・1錠 ★血液・生化学検査 |