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精密検査
2012/05/25(金)
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ライス11歳のお誕生日の今日、岐阜大学動物病院の腫瘍科にて精密検査を受けてきました。

「朝9時から10時までに受付をすませてください」とのことだったので、朝一の受付を目指して、朝の7時に家を出ました。
高速を降りると、朝の通勤ラッシュ真っ只中。
予想より大幅に時間がかかり、さらに道を間違えて8時半ごろ到着。
9時の受付開始までは構内をぶらりとお散歩し、うんちょもおしっこもすませて戻ってきたら、9時前なのに診察がはじまっていました。
急いでネオを車に詰め込み、受付をすませ9時半前、いよいよ診察です。
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今までの経緯や病歴(特になし)・最近の症状などを話し、今日の検査について説明を受けました。
検査は「血液検査」「CT検査(造影剤使用)」「超音波検査」「組織検査」
まずは「今の肝臓の状態で全身麻酔が安全なのか」「肝臓に針をさしても、ちゃんと出血が止まるか」などの詳しい血液・生化学検査をし、異常がなくて安全を確認できたら全身麻酔にて各検査をします。
CT検査でほかの臓器の状態も確認。
超音波検査で腫瘍の位置を確認しながら、針を刺して組織を採取。
すべての検査が終わるのは13時から14時。
麻酔から覚める頃、携帯に連絡。

人嫌いのライスを預けるのは不安だったけど、すんなりと担当医に引かれ、検査室に入っていきました。
朝ごはんをすませ、検査の間はネオをどこかで遊ばせるつもりだったけど、雨も降ってきたので、ショッピングセンター内をウロウロ。
でも、落ち着かなくて、12時には病院に戻ってきました。
付き添いでずっと車の中ではつまんないネオと、小雨の中の構内をグルリとお散歩。
12時半、予定より早く連絡「麻酔から覚めてきてます」
再びネオを車に押し込み病院に入ると、前から元気に担当医を引っ張って歩いてくるライス。
まだ完全に麻酔から覚めた状態ではないけど、しっかりとした足取りで戻ってきました。
「検査報告をまとめるのに30分ほどかかります」とのことだったので、それまでは外の風に当たってのんびり。
ハァハァがすごかったけど、お水は飲みませんでした。(お水は飲んでいいと確認済み)

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1時間ほどして呼ばれました。
診察室に入るのを嫌がりましたが、入ったあとは吠えることなくおりこうにしていました。
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検査のこと・今の時点でわかることを説明してもらいました。
・血液検査では、GPT(114)・ALP(2224)・FIB(523)以外はほぼ正常値。
・CT検査ですべての内臓ほかを確認。
  心臓・膵臓・脾臓・腎臓・消化管・肺・胃に異常はみられない。
  膀胱・・・膀胱炎の可能性あり。
  胆嚢・・・炎症を起こしている可能性あり。(
  胆管・・・圧迫されている。
  肝臓・・・5センチほどの腫瘍がある。
・超音波検査で腫瘍の位置を確認しながら、針を刺して組織を採取し顕微鏡で確認。
現時点でわかったことは、
・肝臓に5センチほどの腫瘍があり、この腫瘍は左側の2葉にまたがっている。
・ほかの臓器などに腫瘍は診られず、この腫瘍は転移性のもではなく原発性の腫瘍である。
・顕微鏡で観察したところ、悪性度はそれほど高くないと考えられる。
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もうひとつ、軟便について。
・胆管が圧迫されて通りが悪くなっているため、胆汁がうまく流れず、脂肪が消化されにくい。
・胆嚢炎の可能性もある。
軟便の原因も腫瘍の影響からで、腫瘍の治療をしていくことで改善がみられることを期待。
しかし、このままでは胆管が詰まってしまう可能性もないこともないので、胆嚢の炎症を抑えるために違う抗生剤と、今よりちょっと強い、胆汁の流れをよくする薬を2週間分出してもらいました。
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かなり覚悟していましたが、よくないものではありそうだけど、今すぐに。という状態ではないことがわかり、少しは希望の持てる結果でした。
あとは組織検査の結果が出たら、今後の治療方針を決めます。

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体重・・・12.60kg(-0.1)
朝ごはん食べてないから仕方ないね。
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 診察料(初診料)・・・¥3,500
 注射・・・¥6,070
 処置料・・・¥1,800
 検査料・・・¥48,400
 薬(14日分)・・・¥2,960
 ・バイトリル錠50mg(抗生剤・1日1回・1回1錠)
 ・スパカール錠40mg(膵臓・胆道系疾患の治療薬 ・1日2回・1回1/4錠)
  (ウビロン100より強い薬)

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◆◇◆2017年5月追記◆◇◆

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★2012年5月25

【体重】
 12.6kg

【主訴】
 軟便<(紹介病院にて肝臓腫瘤を認める)

【経過】
 2012.4.15
  3月末からの軟便を主訴にかかりつけの病院を受診。
  血液検査にて肝酵素値の上昇があり、抗生剤とウルソ錠を処方。
 2012.4.25
  軟便はやや改善(形が完全になかったものが形は出てきた)。
  内服は現在も継続中(ディアバスターとビオイムバスターも飲ませている)。

【一般状態】
 軟便以外は良好。
 1日2回程度、散歩時に軟便が出る。
 色は焦げ茶(やや緑っぽい?)~黄土色。
 血便(-)
 PU/PD(-)

【既往歴】
 特になし。
 3月にドッグランに行った1週間後やや軟便、数日で収まる。

【その他】
 今年は狂犬病注射は保留。
 同居犬(9歳のゴールデンレトリバー)
 食事は朝はdry food 夕は手作り食

【糞便検査】
 血便・・・(-)
 粘膜上皮多数
 他特記事項なし

【超音波検査】
 左葉領域に径5cm腫瘤性病変
 一部隣接する肝葉にも認められる
 右葉は異常なし
 胆管の拡張所見あり

【CT検査】
 造影剤にて増強される肝臓腫瘍(外側左葉)、一部内側左葉にもあり
 肺転移所見なし

【病理検査】
 カテラン針にてFNAおよび20Gオートシュアにてコア生検

【処方薬】
 スパカール錠40mg・・・1回1/4錠 1日2回 14日分
 バイトリル錠50mg・・・1回1T 1日1回 14日分

【所見】
病理の結果次第ご連絡する
(今後の治療の相談は2週間後にお連れ頂いた際に改めて詳しく説明する予定)
治療としては・・・
肝葉をまたがっているため、もし手術をする場合は外側+内側左葉を切除する必要があるが、切除した後にも他の葉に腫瘍が発生する可能性もある。
腫瘍が物理的に周囲組織を圧迫して影響をおよぼす際には放射線治療を考慮する。
また、放射線治療をした後に外科摘出を実施するという選択肢もある。
現在認められている軟便が腫瘍によるものと断定する事はできず、まず内科治療によって軟便が収まってくるか、経過を見る。
胆管拡張による胆汁のうっ滞と、胆嚢炎所見が認められることからスカパールとバイトリルを追加し、ウルソも継続していただくこととする。

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★2012年6月28日の診察記録より

外側左葉(大)・・・5.1cm×4.4cm
外側左葉(小)・・・2.7cm×2.8cm

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血液・生化学検査結果
★血液検査の結果★
検査項目 正常値 5/25
白血球
   WBC
6000~17000 8000
赤血球
   RBC
550~850 744
ヘモグロビン
   HGB
12~18 17.0
血容積
   HCT
37~55 48.4
平均赤血球容積
   MCV
60~77 65.1
平均赤血球色素量
   MCH
19.5~24.5 22.8
平均赤血球色素濃度
   MCHC
32~36 35.1
血小板
   PLT
20~50 29.1
 リンパ球
   LY
  17
単球
   MO
  3
好酸球
   EO
  4
顆粒球
   GR
  56
LY%   21.3
MO%   4.0
EO%   4.7
GR%   70.0
赤血球分布幅
   RDW
  12.4
血小板クリット
   PCT
  0.21
平均血小板容積
   MPV
  7.2
血小板分布幅
   PDW
  14.7
※ 「LY・MO・EO・GR」を足したものが「WBC(白血球)」
   GR(顆粒球)・・・「NE(好中球)・EO(好酸球)・BA(好塩基球)」を足したもの

★生化学検査の結果★
検査項目 正常値 5/25
ALT(GPT) 17~78 114
AST(GOT) 20~32 30
アルカリホスファターゼ
   ALP
20~254 2224
尿素窒素
   BUN
9.2~29.2 24.4
クレアチニン
   Cre
0.4~1.4 1.2
血糖値
   Glu
70~140 104
総コレステロール
   T-Cho
111~312 259
総ビリルビン
   T-Bil
0.1~0.5 0.3
血清カルシウム
   Ca
9.2~10.9 10.7
血清無機リン
   IP
4.1~5.5 3.0
アルブミン
   ALB
2.5~3.6 3.8
総蛋白
   TP
5.0~7.2 7.6
反応性蛋白
   CRP
0.4以下 0.1
アミラーゼ
   Amy
  945
リパーゼ
   Lip
  130
血清ナトリウム
   Na
133~146 147
血清カリウム
   K
3.9~5.1 3.7
血清クロール
   Cl
100~120 120
プロトロンビン
   PT
6.8~8.6 7.8
活性化部分トロンボプラスチン
   APTT
13.1~26.9 17.4
フィブリノゲン
   FIB
88~336 523
**********
いっぱい調べてもらいました(^^*)
・ALT(GPT)は下がりつつあるも、まだ高い。
・ALPはまたあがった。
・FIBが高いのは、腫瘍があるため。
ほかはほぼ正常値内で、肝臓・胆管以外に異常はみられない。

【 2012/05/25 14:00 ★ わんことの生活 / 肝細胞癌&腎機能低下&膵炎

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