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2回目の抗がん剤投与@通院3日目
2014/04/07(月)
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2回目の抗がん剤治療に行ってきました。
いつもどおり、予約は10時です。

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2回目の今回も予定通りドキソルビシンを投与するものだと思っていたら、どうもそうはいかない理由が出てきたようです。
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ドキソルビシンという抗がん剤は心臓に蓄積し、使えば使うほど負担がかかる薬なので、生涯に使える量が決まっていて、ネオの体重だと6~8回まで。
なので、毎回心臓のエコーで問題がないことを確認してから投与することになっていて、前回のエコーでも左心室の心筋の収縮力に問題はなかったのでドキソルビシンを投与しました。
しかし、エコーでは問題ないようにみえても、実は心疾患が隠れていることもあるそうで、念のため、血液検査で出来る「心臓バイオマーカー(心疾患の際に心臓から分泌される量が増加する物質)」を調べておくのがいいとのことで、前回「NT-proBNP」という検査をしました。
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★心臓バイオマーカー検査
NT-proBNP・・・1073(<900)
BNPとは脳性ナトリウム利尿ペプチド(brain natriuretic peptide)のことで、心室に負荷がかかると分泌される心臓ホルモン
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その結果、少し心筋が伸びていて、収縮力(心臓から血液を送り出すポンプの力)が低下していることがわかりました。
普通の生活をする上での支障はないようですが、このまま100%心臓に負担のかかるドキソルビシンを使い続けると、拡張型心筋症による心不全を起こす可能性が高いそうです。
(10歳を超える大型犬の60%は心疾患があるそうです)
そのため、もうドキソルビシンは使えません。
なので、今後の治療法が少し変わることになりました。
① ドキソルビシンと似た抗がん剤で、心毒性の少ないミトキサントロンという薬に替える
② メトロノミック療法という、飲み薬にする
静脈注射での投与に問題はないので、ミトキサントロンを投与することにしました。
ミトキサントロンは
・3週間に1回、5mg/㎡を生理食塩水で薄めて点滴で投与
・心毒性は低く、下痢・嘔吐も少ないけど、骨髄抑制が強く出る
・血管から漏れると、周辺の組織が壊死し、最悪断脚になる
・肝臓で処理されてうんちょに混ざって出てくるので、排泄物は手で触らないこと
と、ドキソルビシンの効果・副作用・注意点とほぼ同じらしく、心毒性を低くするために開発された薬のようです。
心毒性が低いので使える量に限度はないそうですが、投与するのは転移がみられるまでとし、そのあとにメトロノミック療法へ変更することになります。
転移が始まるということは、耐性ができて効かなくなるということなので、投与する意味がないのです。
本来なら、このミトキサントロンという薬は、ドキソルビシンの投与量が上限まで達したあとに使うことが多いようです。
それと、もうどの抗がん剤も効かなくなったときに使う薬でもあり、最終手段の薬ということのようです。
血管肉腫の治療といえばドキソルビシンなのに、これが使えないことがわかったので、まだ治療は始まったばかりなのに、もう最終手段の薬に手を出してしまったことになります・・・。
ただし、場合によってはドキソルビシンより効果がみられることもあるようなので期待したいです。
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今日も血液検査・腹部エコー・心臓エコー(?)で問題がなければ、抗がん剤投与で2時間後にお迎えです。

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おべ、。ちゃん、今日もスタスタと検査室へ消えていきました。
がんばってきてね。
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本を読んだりお散歩へ行ったりしていたら、あっという間に12時になったのでお迎えへ行くも、なかなか呼ばれず、40分も待たされました(ーー;)

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★血液検査(3/24)
・白血球(60~170)・・・76(62)
ちゃんと戻っていて問題なし。
*----------*
・赤血球(550~850)・・・601(573)
・ヘモグロビン(12~18)・・・13.3(13.0)
・ヘマトクリット(37~55)・・・39.3(37.1)
貧血の心配はなし。
*----------*
・血小板・・・54.0(37.8)
血小板がちょっと高いものの、問題なし。
*----------*
・ALT(17~78)・・・36(60)
・AST(23~32)・・・21(23)
・ALP(47~254)・・・70(90)
肝機能も、
・BUN(9.2~29.2)・・・21.0(19.0)
・CRE(0.4~1.4)・・・0.8(0.7)
腎機能も問題なし。
★腹部エコー
リンパ節の腫れも、転移もみられませんでした。
実は先週の木曜日ごろから、腹部が膨らんできたように思っていたので、肝臓への転移を覚悟してましたが、気のせいだったようです。
★心臓エコー
なんにも言わなかったけど、やったのかな?
★抗がん剤@ミトキサントロン投与
薬が変わったので、初回の今回は2割減らして4mg/㎡を投与。
(5.0mg×80%)×0.78(体表面積)の量を生理食塩水50mlに溶かし、30分かけて右前肢から無事に投与。
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血液検査と腹部・心臓エコー(?)だけなら健康優良児。
見た目だって健康そのものなのに、抗がん剤治療なんてね・・・。

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元気そうに見えても、抗がん剤の影響はあるので、1週間から10日はむちゃをさせないこと。
ドキソルビシンより骨髄抑制が強く出る薬なので、また1週間後に血液検査です。

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さ~て、帰る前に出すもの出しちゃってくださいね。
大好きだけど、お節介で、しつこくて、うっと~しいねえちゃんと一緒にフラフラしていたら、おべ。ちゃん粘膜うんちょしました・・・(ーー;)
なので、うんちょもって再び先生の元へ~。
うんちょ調べてくれるかと思ったけど、先生見もしないで「整腸剤出します」ってゆ~から、「いつもうちにある整腸剤を飲ませるとよくなるんです」というと、「それで様子をみて、あまり続くようなら連絡いください」と・・・。
抗がん剤による影響ではなく、ストレスじゃないかとのことでしたが、見ないでわかるのかよっ!!と思ったかあさんです(`ム´)

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今のおべ。ちゃんに、抗がん剤治療の不安はありません。
先生とも仲良くやっているようなので、それほどストレスになっているとも思ってません。
でも、かあさんは、ここに来るのがイヤでイヤで仕方ありません。
2ヶ月前と何も変わらず元気でニコニコしてるからこそ、「転移しました」といわれるのが怖くて、来たくありません。
昨夜も不安で寝られませんでした。
でも、今晩はぐっすり寝られそうです。
おべ。ちゃん、まだまだ笑っていてね。

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体重・・・22.50kg(+0.10)
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再診料・・・¥1,200
注射料(抗がん剤投与・血液検査・腹部エコー・心臓エコー(?))・・・¥22,140

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再診料、値上げになった・・・。
それに、ミトキサントロンは高いっ!

血液・生化学検査
★血液・生化学検査の結果★
項目
正常値
日付
WBC
白血球

RBC
赤血球

HGB
ヘモグロビン

HCT
ヘマトクリット

岐阜大学 60~170 550~850 12~18 37~55
かかりつけ 60~150 550~1000 12~18 40~55
4/7 76 601 13.3 39.3
3/24 62 573 13.0 37.1
3/17 94 619 13.9 40.7
2/28 247 557 13.3 36.8
2014/2/27 90 608 14.0 40.4
12/7 88 692 16.1 47.4
6/10 61 680 16.9 48.3
2013/4/30 72 679 15.9 45.9
10/22 66 623 14.5 42.3
2012/5/16 77 609 14.2 41.9
11/11 78 712 16.9 48.3
9/21 59 593 14.0 41.2
2006/7/29 64 538 13.1 38.9

項目
正常値
日付
MCV
平均赤血球
容積
MCH
平均赤血球
血色素量
MCHC
平均赤血球
血色素濃度
RDW
赤血球分布幅

岐阜大学 60~70 19.5~26.0 32~36 -
4/7 65.4 22.1 33.8 13.3
3/24 64.7 22.7 35.0 12.8
3/17 65.8 22.5 34.2 12.5
2/28 66.1 23.9 36.1 11.4
2014/2/27 66.4 23.0 34.7 11.2
2013/6/10 71.0 24.9 35.0 10.9

項目
正常値
日付
LY
リンパ球

MO
単球

EO
好酸球

GR
顆粒球

LY%


MO%


EO%


GR%


岐阜大学 - - - - 20~40 3~6 2~5 50~75
4/7 20 5 0 51 26.2 6.0 0.2 67.6
3/24 19 2 1 40 30.9 3.8 1.1 64.2
3/17 15 3 1 75 16.2 3.7 1.5 78.6
2/28 40 14 0 193 16.1 5.7 0.1 78.1
2014/2/27 18 4 1 67 19.7 4.5 0.7 75.1
2013/6/10 13 3 1 44 21.2 4.4 1.1 73.3
※ 「LY・MO・EO・GR」を足したものが「WBC(白血球)」

項目
正常値
日付
PLT
血小板

PCT
血小板濃度

MPV
平均血小板容積

PDW
血小板分布幅

岐阜大学 20~50 - - -
かかりつけ 10~45 - - -
4/7 54.0 0.28 5.1 15.4
3/24 37.8 0.20 5.3 16.1
3/17 63.8 0.36 5.6 14.7
2/28 34.0 0.21 6.3 15.1
2014/2/27 35.4 0.22 6.2 16.1
12/7 34.0 - - -
6/10 21.0 - - -
2013/4/30 27.2 - - -
10/22 22.0 - - -
2012/5/16 26.6 - - -
11/11 19.3 - - -
9/21 22.9 - - -
2006/7/29 38.9 - - -

項目
正常値
日付
CRP


GLU
血糖値

T-CHO
総コレステロール

T-BIL
総ビルビリン

TP
総タンパク

岐阜大学 ~0.4 70~140 111~312 0.1~0.5 5.0~7.2
かかりつけ - 70~143 110~320 0~0.9 5.2~8.2
2014/2/27 - 97 339 0.1 -
12/7 - 98 223 0.4 6.3
6/10 - 82 - - -
2013/4/30 - 95 241 0.3 6.5
かかりつけ - 55~110 81~157 0.2~0.4 6.0~6.8
10/22 - 85 263 0.2 5.2
2012/5/16 - 92 206 0.2 5.4
11/11 - 87 291 0.2 -
9/21 - 75 244 0.2 5.3
2006/7/29 - 98 181 0.2 -

項目
正常値
日付
ALT


AST


GGT


ALP


岐阜大学 17~78 20~32 - 47~254
かかりつけ 10~100 - 0~7 23~212
4/7 36 21 - 70
3/17 60 23 - 90
2/28 26 40 - 101
2014/2/27 27 36 - 73
12/7 50 - 0 41
6/10 36 25 - 51
2013/4/30 52 - 0 43
かかりつけ 10~50 10~30 - 10~200
10/22 22 10 - 50
2012/5/16 35 10 - 50
11/11 45 12 - -
2011/9/21 73 11 - 50
2006/7/29 51 10 - -

項目
正常値
日付
ALB
アルブミン

GLOB
グロブリン

ALB/GLOB


BUN
尿素窒素

CREA
クレアチニン

BUN/CREA


岐阜大学 2.5~3.6 - - 9.2~29.2 0.4~1.4 -
かかりつけ 2.2~3.9 2.5~4.5 - 7~27 0.5~1.8 -
4/7 - - - 21.0 0.8 -
3/17 - - - 19.0 0.7 -
2/28 - - - 7.9 0.5 -
2014/2/27 3.4 - - 23.9 0.8 -
12/7 2.8 3.5 0.8 25.0 1.3 19
6/10 - - - 13.1 1.0 -
2013/4/30 2.9 3.6 0.8 23 1.2 19
10/22 - - - 22.0 - -
2012/5/16 - - - 23 - -
11/11 - - - 23 - -
9/21 - - - 23.0 - -
2006/7/29 - - - 12 - -

項目
正常値
日付
Ca
カルシウム

IP
無機リン

Na
ナトリウム

K
カリウム

Cl
クロール

岐阜大学 9.2~10.9 4.1~5.5 133~146 3.9~5.1 100~120
かかりつけ 7.9~12.0 2.5~6.8 141~152 4.4~5.5 105~115
2014/2/27 10.9 3.2 - - -
12/7 9.1 4.2 - - -
2013/4/30 9.1 3.6 - - -

【 2014/04/07 13:00 ★ わんことの生活 / 血管肉腫

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